ガンダムが盛り上がっていくのと同時期に盛り上がっていったもの。それはアニメ雑誌でした。既にヤマトブームに乗って発刊されていた(しばらく私は知りませんでしたが)「アニメージュ」、そしてガンダムブームに押されるかのように「ジ・アニメ」「マイアニメ」「アニメディア」といった雑誌が発刊されていきました。
残念ながら数年で廃刊していってしまう時代の徒花のような雑誌が多かったわけですが、その中で私が一番のめり込んだのが「アニメック」でした。
「アニメック」も1987年に休刊(廃刊)してしまうのですが、中学・高校時代はこの雑誌を本当に隅から隅までよく読んでいました。
前回書いた「スターログ」も並行して読んでいましたが、考えてみるとどちらも編集方針がかなりファンジン寄りな雑誌でしたね。当時から多分、マニアな考え方が身についていったんだと思います笑。
何しろ「アニメック」は他のアニメ雑誌のきらびやかなアート紙のカラー画像を多用したグラビアページがありませんでした。(テレビにカラーで放送されているアニメを題材にしているのにです笑。)少ないカラーページも白黒ページと同じ上質紙。その代わり、白黒ページは設定画と解説文や制作者インタビュー中心で、ものすごく私の好みに合っていたんです。
「スターログ」はなかなか見ることが出来ない海外(米国)のSF映画・テレビ・イラスト・小説などに夢を馳せるもの、「アニメック」は正に自分が毎週見ているアニメや特撮を深堀りするもの。ここにガンプラブームの盛り上がりによって「ホビージャパン」が加わっていきます。
この頃雑誌に没入したことが、その後10年以上雑誌を買いまくる人生へと繋がりました。まさに「雑誌は友だち」。ガンダムが私の人生を変えた、という本当の意味は、そういうことなのかも。今はそう思います。