Tomoartの徒然チャックま時々その他

イラストレーターTomoartの雑多なブログです。チャックま多めです。

2024年。

今年はなんというか、ものすごい速さで時間が進むのを実感してしまいました笑。

従来、割と悠々自適に過ごしていたわけですが、今年は友人の起業に関わったこともあって仕事倍増。併せて従来からお仕事をいただいていたところからのご依頼も増え、お陰で時間の経つのが速い速い(次から次へと締切が)。その仕事内容も、イラストやマンガはもちろん、印刷物デザインやパッケージデザイン、ウェブサイト構築のコンサルやらウェブライティング・ブックライティング、エディトリアルデザインと様々。大学の非常勤講師も引き続きやらせていただいています。ありがたいことです。

あ、もちろん年齢が上がってきたことで時間の進みが速くなったというのも大きな要因です笑。なにしろ一日があっという間に過ぎてしまう。個人的な感覚ですが、子どもの頃に感じた10分くらいが、今では1時間くらいのイメージでしょうか。つまり時間の進みが6倍になっている!おそろしい…ですから子どもの時の2カ月くらいが今の1年の長さということになります!短いはずだ。

 

並行して行っていた『チャックま』事業は、一つの成果としてトレクーハンターというNFTゲームに採用していただきました!簡単に言えば位置情報を使ってデジタルカードを集めていくコレクションゲームです。このコレクションの中の1シリーズとして、80種類の『チャックま』のカードが登録されています。これについては、遊び方含め近々もう少し詳しく書きたいと思います。

 

グッズ販売も、コミケ・コミティア・文フリ・デザフェス辺りを転々と継続しております。毎回顔を出してくれる方もいらっしゃって、本当に感謝しております。年明けも2/16のコミティア、5/11の文フリ東京は出展が決まっております。7月のデザフェスは落選してしまいました…が、8月のコミケはまた申し込む予定です。

考えてみたら同人誌即売会への出展が多いことに気づきまして(今更)、今後はもっとちゃんと本を作ろうというのが2025年の決意。既に、チャックまものがたり2「くまのぬいぐるみ」と「チャックまンガ2」、それからチャックまものがたりの番外編的な「はるかと着ぐるみさん」が現在準備中となっています。「〜まンガ2」はコミティアに間に合わせたいし、文フリには「はるか〜」は持っていきたい!頑張って編集作業をすすめていきます。

 

ということで、様々な皆様に助けられてまいりました2024年。本当にありがとうございました。また2025年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆様、良いお年をお迎えください。

漫画家さんの件でSNSを見ていて思うこと

今回の件、なぜそんなに簡単に寄ってたかって何かを責めることが出来るのか、不思議でしょうがありません。ほとんどの人は直接の関係などないと思うのですが?

 

漫画家さんがああいう形で亡くなってしまったことはとても痛ましいことです。多くの方が弔意を表すことは必要だと思いますし、それがほんの少しでもご遺族の心の支えになってくれたらと願わずにはいられません。

 

しかし、残念ながらそれ以降、脚本家、テレビ局、出版社に対しての罵詈雑言がSNSに溢れました。ほとんどの人は事の詳細を知らないにもかかわらず。

今回の件が露出した最初が脚本家さんだったということで、亡くなる前から最も標的になっていましたね。これも漫画家さんと脚本家さんではファンの数が全く違うのですから、そういう意味では多勢に無勢、小学生のいじめと何ら変わりがありません。

そういった状況も漫画家さんの最後の行動を後押ししてしまった節もあり、そもそも良い悪いといった勝手な判断で非難の応酬を始めてしまった人たちがいなければ、あのような状況にならなかったのではないかとも思えてしまいます。しかし、それを恥じるような発言もSNS上では見られません。

 

そして脚本家さんが漫画家さんの意向は知らなかったと書き込むと、今度はテレビ局のプロデューサーや出版社に矛先が向きました。未だに責任追及の書き込みがあとを絶ちません。私には、書き込んでいるほとんどの人に責める権利があるとは思えないのですが。

 

だから有耶無耶にしていい、と言いたいわけではありません。なぜそうなったのか、どこで齟齬が生じ、どうして解決できなかったのか。そういったことは当事者にしかわかりません。第三者委員会をつくるなどして、今後二度とこのような悲劇を産まないための改善・改革を、業界を挙げて行うべきだと思います。

しかし、それを外から個人攻撃をしていては判断を誤ります。こういうことはシステムのアップデートで解決しないと、一人の首を飛ばしただけで終わってしまいます。本質を追求し、きちんと体制を建て直さなければ、第二第三の事件が起こってしまう可能性があります。

 

上記のことは、多くの人たちがわかっていることだと思います。なぜなら、会社員ならば全ての人がそういったことを経験しているからです。

自分が失敗した時、後輩が失敗した時、自分や上司など個人の責任にされたときの憤り、逆に、システムの問題だから改善しよう、となった時に多少でも救われた気持ちを皆知っているはずです。始末書には必ずなぜ起こったのかを書きます。そこに個人名を書いて済ます会社はまずありません(あればブラック企業です)。やり方、体制、システムの問題があった旨を書き、それをどう改善するかという具体的な改善策を書くように言われるはずです。

今回の騒動は確かに人一人の命が失われてしまった悲惨な事件です。それでも上記のように冷静に状況を判断し、適切な改善をすることが今最も必要なことだと私は考えます。

 

私見ですが、今回の事件の本質は、会社員と個人の仕事に対するスタンスの違いから来ているように感じられてなりません。今回の大雑把な関係性は以下のようになります。

 

漫画家さん ⇔ 出版社 ⇔ テレビ局 ⇔ 脚本家さん

 

つまり

個人 ⇔ 企業 ⇔ 企業 ⇔ 個人

というつながりになっています。

 

多くの皆さんは会社員でしょう。会社にはたくさんの人が働いています。そしてその中の多くの人は『なるべく楽に仕事をして給料を貰いたい』と思っているのではないでしょうか(以前の私もそんな会社員でした)。もちろん仕事に情熱を傾けている社員もたくさんいると思いますし、これを読んでいるあなたがそうでないと言っているわけではありません。

 

それでもです。いつでも誠心誠意、いつでも今以上の仕事をしようと考えているトップクリエイター(個人)の意気込みをも超えるような会社員はほとんどいないでしょう。

 

「あぁ、今日は早く帰りたいなぁ」「だりぃ」「飲みにいこうぜ」…そういった気持が勝った時、会社員は何とか適当にでもこの場は終わらせて、とっとと退社したい、という気持ちになるはずです。定時までは仕事の鬼だったとしても、時間外になれば開放されるのが会社員の仕事なのですから、ある意味これは正しいのです。

でもトップクリエイターは違います。自分が納得出来なければ24時間365(366)日働いてでも自分が納得できる仕事をしようとします。好きなことをやってるんだから良いじゃん、と言う人もいるかも知れませんが、それはその過酷さを知らないからのほほんと言えるのでしょう。

 

逆に(これが一番問題かもしれませんが)トップクリエイターは、会社員も自分と同じくらい仕事に傾注していると信じているのではないでしょうか。仕事に真摯に向き合い、自分の実力以上のものを毎回出そうと必死になっている。それが仕事なんだから、出版社の編集もテレビ局のプロデューサーも同じなんだ。そんなふうに思ってしまっているように感じられます。

 

私はその両者の認識の違いが重なった結果が今回の悲劇に繋がっているように感じます。出版社やテレビ局の体制を改善していくことは一番大事なことだとは思います。でも実は、漫画家や脚本家も企業の社員の考え方をしっかり認識していないと、過剰な期待を持ってしまうのではないか。クリエイターたちの意識改革もどこかで必要になるような気がしてしょうがありません。

 

人は相手のことを信じ、期待してしまうものです。そして期待を裏切られた時に深い絶望を感じる。企業と個人が手を携えて仕事をする時、その温度差を理解することが絶望の度合いを軽減するためには必要なのではないでしょうか。

 

 

最後に一つ。今回の件で、「セクシー田中さん」の続きを読めなくなってしまった愛読者の皆さんの悲しみはとても大きい。遺族の方たちや近親者はもちろん、多くの愛読者たちの悲しみを背負って関係者の皆さんには誠実な対応をお願いしたいと思います。

WordPressテーマ「Simplicity」でつくっているサイトを1カラムにする方法

(すみません、急ですが自分用のメモに記事を書いておきます)

多くの方が自分のサイトをWordPressで作っていると思います。私も自分のサイト『チャックま』のサイトもWordPressで自分で作って自分で管理しています。

wp-simplicity.comその際に使っているWordPressテーマはSimplicityです。このテーマはとてもベーシックな状態から始められるテーマなので、初心者でも扱いやすくてとっつきやすいのです。

ただ、ベーシックな2カラム構成になっており、左にメインのカラム、右にサイドバーウィジェットのスペースがあるスタイルは基本的に変えられません。またそれを変更する気も、作者のわいひらさんにはないようです。

 

しかし1カラムにする方法はわいひらさんから提示されています。page.phpに指定のコードを書き込めばいいとなっているのですが、情報が古くて今はそのまま対処できません。

 

なぜかというと、Simplicityは現在、Simplicity2Simplicity子テーマという、テーマの二段階使用を推奨しているからです。
Simplicity2がバージョンアップしたときに自サイトをアップグレードすると、せっかくカスタマイズしたものが全てリセットされてしまうという問題が以前はありました。そこで間に子テーマを挟み、カスタマイズについては子テーマ側にデータを蓄積していき、カスタマイズが親テーマのアップグレード後も残るようにしてあるのです。

 

上記の記事の修正方法は親テーマに行う対処法で、子テーマではどこに書き込めばいいのかわかりませんでした。そこで今回やってみたのですが、子テーマの方で書き込む時は「before-main.php」に書き込めば1カラムにできるようです。またmobile.phpに書き込むというコードは、特に書き込まなくてもスマホで見た時に問題ないようでした。しかし自分のスマホで見ただけなので、もしかしたら他のスマホだと問題がある場合もあるかもしれません。(その際には教えていただけると幸いです。)

 

今回は試しにやってみただけで、結局元に戻してしまったのですが、いずれどこかで変更することがあるかもしれません。そのために備忘録としてこの記事をアップしておきます。

 

上記記事に書かれているコードは現在のテーマとは幅が異なるので、もしコピペするのであれば以下の内容をお使いください。(widthの数字を変えています→修正24/03/09)

<style type="text/css">
#sidebar{display:none;}
#main{width:1070px;}
.ad-right{float:left;}
</style>

以上の5行コードをSimplicity2 childのbefore-main.phpに書き込めば、1カラムにできるはず(私の環境では出来ました)。

もし、Simplicityテーマを1カラムにする方法を探してここにたどり着いた人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

chackma.jp

2023年11月の参加イベント情報!

【今月の“チャックま”参加イベント情報】
今月の土日祝日はどこかに出展しています。

3日(金・祝)・4日(土)・5日(日)・18日(土)・※19日(日)・23日(木・祝)・※25日(土)・※26日(日)
※付の日はワークショップ開催。19日はキーホルダーづくり(500円)、25日・26日は封筒づくり(無料)

◯23日(木・祝)〜26日(日)には郵政博物館内でイラスト展を開催
 
11日(土)ブースの場所:第二展示場 Eホール|え-05〜06 
 
12日(日)ブースの場所:南棟 4階|P-178
※今回は一日のみの出展です。
 
お近くの方、いらっしゃいましたらぜひお立ち寄りください!

新ぬいぐるみポーチが笑顔のワケ

以前、現在販売しているぬいぐるみポーチについて記事を書きました。↓

グリーンの終売、そしてピンクの在庫薄について書きましたが、細々と現在も販売を続けています。でも本当にもう少なくなってしまって……全部であと50個もないかも!?

 

上記の記事の中では新しい商品についても触れました。これに関しては、先日ついに新商品として発表&クラウドファンディングを立ち上げて、現在支援を募っています。

今回はにっこり顔になったのですが、その理由について少し書きたいと思います。

 

従来品を製作した8年前、デザインで一番気をつけたのは『チャックまらしさ』でした。誰も知らない“チャックま”というキャラクターを知ってもらいたい、なるべくそのままお客さんに受け取って欲しい、という気持ちが強かったからです。ちょっと小心者で引っ込み思案で冷や汗をかきがちな“チャックま”というキャラクターを表現したんですね。

そしてそれが一定の評価をいただき、製造したうち1,000個近い“チャックま”たちはそれぞれのご主人さまのところに旅立っていきました。

 

今回は、なぜにっこり笑顔になったのか。

 

一つは時節柄。現在の日本では閉塞感を感じながら生活している人が多いと思います。特に会社員の皆さんは大変だと思うし、辛いだろうと思います。私も前職では22年間サラリーマンをやっていましたので、凄く分かります。そういう『疲れている皆さん』に、文字通り笑顔を届けたい。そんな気持ちが強く働いています。

思いっきりにっこり笑顔!

もう一つは“チャックま”自体の変遷にあります。当初はイラストに描くキャラクターとして、チャックから色々なものが出てきて驚いたり困ったりというキャラクターでした。だから困り顔が多くて、汗をかいていることが多かったのです。

でも最近はちゃんと一人の人格が出来てきて、チャックから何かが出てこなくても存在意義に悩むことはもうありません。そしてだんだん友だちが増えてきたり、バックボーンの設定が出来上がってきたりしています。(詳しくは公式サイトをご覧ください。)

物語がちゃんと出来てくると、その中に出てくる普段の生活はのんびり穏やか。楽しい場面がどんどん増えていきました。ですから必然的に“チャックま”の表情も明るくて笑顔が増えてきたんです。(それがよく分かるのは日々SNSに投稿している絵。最近の絵は多くが『への時目』になっています。)

Instagramから

ですから今回の笑顔は決して“チャックま”が無理をして笑っているわけじゃなくて、普段からすごく笑顔が増えたことが反映されているっていうことなんです。これこそが今の『チャックまらしさ』なんです。

 

そして、やっぱり楽しい笑顔でいる“チャックま”に対しての共感の方が、焦り顔や困った顔よりも多いんです。見てくれているフォロワーのみなさんも、やっぱり笑顔がいいんですよね。

 

そんな思いがあって、今回の新しい“チャックま”ぬいぐるみポーチ(オレンジ)は、とびっきりのにっこり笑顔になりました。この“チャックま”を見て、皆さんの毎日に笑顔が溢れますように。楽しい気持ちになりますように。商品としてはぬいぐるみポーチですが、僕としてはこれは『笑顔』をお届けするものだと思っています。

 

ぜひ多くの皆さんに笑顔を受け取っていただけたらと思っています。まずは先行発売としてクラウドファンディング。クラファンの説明文は仲間のライター(よっしー@MAYossy_Writer)に書いてもらったので、更に読みやすく伝わりやすくなっています。ご一読いただけたら幸いです。

 

クラファンの期間は9/10まで。お早めのご支援、お待ちしています!よろしくお願いいたしますm(_ _)m

camp-fire.jp