Tomoartの徒然チャックま時々その他

イラストレーターTomoartの雑多なブログです。チャックま多めです。

最近、小説を読んでいます。

もともと本は大好き。一人っ子で引っ込み思案な子供にとって、物語は友だちのようなもの。親も本なら喜んで買ってくれるので、いろいろな本を読んで育ちました。

 

 

それ以来、おとなになっても小説は読み続けていたのですが、フリーランスになってからその機会は激減してしまいました。

理由の一つは、今まで本を読む時間だった電車通勤がなくなったこと。そしてもう一つは、フリーランスは一年365日24時間勤務時間だということです。

 

なんて言うと「すごい忙しい人」だと思われそうですが、未だ全然ヒマしています笑(お仕事ください)。それでもやはりいつでも仕事しなければという思いが先立ち、読書に費やすまとまった時間を確保する気持ちが生まれませんでした(これは他の趣味でも一緒です)。

 

しかし、“チャックま”の物語を書いたり、勧められた文学賞に募集したりしていたからでしょうか、このところ久しぶりに『小説読みたいなぁ』という思いが沸々と湧いてきたのです。

 

従来、私の主な読書の対象は推理小説。しかも海外ミステリが大好物でした。次いで、これも翻訳もの中心にSF小説をよく読んでいました。

しかし、しばらく読書から離れていたためか、どうも翻訳ものに食指が動きませんでした。今読みたいのはそれじゃない、もっと軽めのものがいいんだと。

 

ということで読み始めたのが『横溝正史』。以前ハマって、角川文庫をずらりと一通り買ったものの中から「悪魔が来りて笛を吹く」を読みました。

すると、以前読んだときより妙に面白かったんです。NHK-BSでやっていた「深読み読書会」の当該回を再放送で見たからなのか…お陰で嬉しくなって、横溝を数冊読み直しました。

 

それ以来すっかり読書熱が復活してしまい、時間があれば小説を読んでいます。いや、やっぱり物語っていいですね。現実を忘れて話の中の世界に入り込むことで、ストレス解消にもなります。もうしばらくこの読書熱に身を任せ、気の向くままに本を手に取りたいと思います。