Tomoartの徒然チャックま時々その他

イラストレーターTomoartの雑多なブログです。チャックま多めです。

鴉-KARAS-

最近実はU-NEXTにハマりました。以前書いたように旧アニメヲタクなのですが、その辺りの登録がなかなか充実していて感動しております笑。

 

そこでアニメをパラパラと検索していて見つけたのがこの〈鴉-KARAS-〉。知らない人…というか、知ってる人のほうがかなりレアかもしれません。ガッチャマンなどで一時代を築いた「タツノコプロ」の設立40周年を記念して2005年〜2007年につくられた、完全新作のオリジナルビデオアニメです。一話30分×6話が作られました。

f:id:bunka-sp:20210115190804p:plain



多分、主にレンタルビデオなどで見られていたんだと思いますが、私はあまりレンタルビデオに縁がない人生で笑、この作品を知ったのはUHF(確かテレビ神奈川)で前半3話分を2007年かな?にまとめて放送していたのをたまたま視聴したから。

 

お話は、
妖怪が実在する架空の新宿が舞台。しかし人間は妖怪たちのことを忘れ、人間だけの世界で享楽の限りを尽くす。そんな街を自分の支配下に置こうとする妖怪・廻向(えこう)とその下僕たち。生き血を奪い次々と人間を惨殺していく廻向一派。そこに立ち塞がるのは代々『街』を守ってきた者たち。少女の姿をしたゆりねと、ゆりねに導かれし戦士・鴉。鴉は事件を起こす廻向一派の面々を次々と倒していくが、廻向には長年温めてきた街を奪取する計画があったのだ。
…という感じです。

 

これがメッチャカッコいいんですよね。もう15年前の作品なのですが、鴉たちのアクションシーンはCGで描かれ、しかもなかなかのクオリティ。セルアニメ部分もキャラデザインがちょっと独特で味があり、彩度が抑えられた色使いや透過光を使った撮影と相まって美しい。

 

ちなみに企画・原案・監督のさとうけいいち氏と言えば、あの「THE ビッグオー」のキャラクターデザイン・メカニックデザイン・コンセプトワーク・スーパーバイザーとビジュアル面を一手に引き受けていた人。そのセンスが遺憾なく発揮されています。

 

残念なのは30分×6=180分という微妙な時間。OVA前提だからなのでしょうが、倍の12回あればテレビ放送もあったかもしれないし、もう少し短ければ劇場作品にもなったと思うのですが。今となってはこの時間形態だからこその「地味な存在」なのかもしれないですね。

 

血みどろシーンが結構あったりして人を選ぶ部分もありますが、見て損はないアニメだと思います。気になったらぜひ見てみてください。

 

6話で終わりなので、一ヶ月の無料期間中に十分見られると思います笑。

U-NEXT

鴉 KARAS