Tomoartの徒然チャックま時々その他

イラストレーターTomoartの雑多なブログです。チャックま多めです。

事務所で花が咲いた。

寒いですねー…日が暮れると尚更です。(冬だから当たり前ですが笑。)こう寒いと非常事態宣言下でなくても外出は控えたいところ。

 

そんな寒い毎日ですが、うちの事務所では季節外れにも春の花が咲きました笑。

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何の鉢だったか…もうわからない汗

思い出してもらうと分かるのですが、11〜12月辺りに変に暖かい日が続きました。そこで誤解したらしく、花芽がついてしまったんです…

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これもなんていう花だったっけな…

その時に冷え込んだ外に出しておくと、もうこの春は花が咲かなくなってしまうんじゃないかと不安になりまして…仕方なく花芽のついた鉢だけ部屋の中に入れて様子を見ていました。

 

その甲斐あって(?)ポツポツと花が咲き始めたんです。

 

ということで私の事務所内は一足早い春みたいになっています笑。対応がよかったか悪かったかは素人なのでわかりませんが、花が咲いてくれたのは単純に嬉しい。少しでも長く、楽しませて貰えればと願っています。

富士山

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富士山に来た一行。それぞれが楽しんでいるようです…

 

年賀状に使った初日の出Ver.の元になった作品「富士山」です。年初の銀座三越での展覧会にも出展した一品。展覧会が日本をテーマにしたものだったので、富士山という日本の象徴においで願って笑、中心に据えて描きました。“チャックま”が蓋しちゃってて威厳が激減ですが笑。

“チャックま”のイラストは、背景を描く時はかなりの比率で富士山を描いています。清流とか、森から出てとか、湖畔にてとか…描き初めは「今回は富士山はやめておこう」と思ったりする場合もあるんですが、描き進めていくと「やっぱり必要だなー」となってしまいます。富士山があると、自分的になんだか落ち着くんですよねぇ…なんでですかね笑。

ガンダムIV(えっ!?)

ガンダムの話を書いたけど、読み返してみたらガンダム自体の話を全くしていない笑。ダイターンの話とスターログの話とアニメックの話だけwww
ということで改めてガンダム自体の話をちょっとだけしておこうと思います。

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なんとなくアムロ

本放送時、なぜか私は敵が人間だからという(戦争だという)意識が全くありませんでした。なんでですかね…だから当初はスカッとしない中途半端なロボットもの、ていうイメージだったんだと思います。

 

でも確かに考えてみれば、Dr.ヘルは人間だし、ガミラスも(肌は青いけどほぼ)人間だし、ブラックゴーストもショッカーやダークや黒十字軍も元々人間の組織だし、人間が敵というのはそんなに不自然じゃなかったんでしょうね。だから、普通のロボットものの意識で見始めたんだと思うんです。
そこからスターログやアニメックで話の見方を教わり、「そうか、そういうことだったのか!新しい!」という感想に変わっていったのだと思います。

 

それからもう一つの切っ掛けに心当たりがあります。

思えばそれまではフクロウ文庫など児童文学のハードカバーを読んでいました。それが中学に上がって初めて自分で文庫本を買ったんです。それはキャプテンフューチャーの「謎の宇宙船強奪団」。いきなり翻訳本はかなりハードルが高かったと思いますが笑、NHKのアニメが同時期に放映されていたので触発されたのです。

 

児童文学とは違う『おとなの読む小説』に触れたことで、その辺りから少しずつ人間ドラマというものが分かっていったんだと思います。それによってガンダムを見る目線も変わっていったのかな、と。

 

今、私にとっての「ガンダム」は、TVシリーズ、劇場版はもちろん、富野さんの三部作の小説、なんならORIGINやガンプラも含めたものになっています。(Z以降は基本別物笑)そして自分の中で消化して出た一つの結論は、「ミリタリーSF」。つまり戦記物という側面を愛しているのかな、と思っています。

 

一年戦争という『戦争』があり、メインストーリーとして「機動戦士ガンダム」がある。その中で様々な戦場があり、隙間は誰がどう埋めてもいい、といった状態は、絶好の創作の場だった。私にとってはそれは「いろんなモビルスーツを勝手に考えていい」「自分が乗るガンダムを考えていい」ということだったのかな、と思います。

 

そしてもう一つの結論は「キャラへの愛着」かなと。それまでの作品は、どんなに好きでも一年経てばサヨウナラ。もう二度と帰ってきませんでした。
しかしガンダムのキャラは既に40年間、常に私の傍らにいたわけです。こんなことはもう二度と起こらないでしょう。そしてそれだけ近くにいても飽きが来ない、また会いたくなるキャラたちなのが、私がガンダムから離れられない、一番の要因かな、と思うわけです。

 

うーむ、なんかガンダムの話…なのか?笑

ガンダムIII(一応完結)

ということで一昨日昨日の続き。

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ガンダムヘッド、急に描いてみました…

ガンダムが盛り上がっていくのと同時期に盛り上がっていったもの。それはアニメ雑誌でした。既にヤマトブームに乗って発刊されていた(しばらく私は知りませんでしたが)「アニメージュ」、そしてガンダムブームに押されるかのように「ジ・アニメ」「マイアニメ」「アニメディア」といった雑誌が発刊されていきました。

 

残念ながら数年で廃刊していってしまう時代の徒花のような雑誌が多かったわけですが、その中で私が一番のめり込んだのが「アニメック」でした。

 

「アニメック」も1987年に休刊(廃刊)してしまうのですが、中学・高校時代はこの雑誌を本当に隅から隅までよく読んでいました。

前回書いた「スターログ」も並行して読んでいましたが、考えてみるとどちらも編集方針がかなりファンジン寄りな雑誌でしたね。当時から多分、マニアな考え方が身についていったんだと思います笑。

 

何しろ「アニメック」は他のアニメ雑誌のきらびやかなアート紙のカラー画像を多用したグラビアページがありませんでした。(テレビにカラーで放送されているアニメを題材にしているのにです笑。)少ないカラーページも白黒ページと同じ上質紙。その代わり、白黒ページは設定画と解説文や制作者インタビュー中心で、ものすごく私の好みに合っていたんです。

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2019年末に1号限りで復活したアニメック涙。表紙は当時の6号を模したもの。

「スターログ」はなかなか見ることが出来ない海外(米国)のSF映画・テレビ・イラスト・小説などに夢を馳せるもの、「アニメック」は正に自分が毎週見ているアニメや特撮を深堀りするもの。ここにガンプラブームの盛り上がりによって「ホビージャパン」が加わっていきます。

 

この頃雑誌に没入したことが、その後10年以上雑誌を買いまくる人生へと繋がりました。まさに「雑誌は友だち」。ガンダムが私の人生を変えた、という本当の意味は、そういうことなのかも。今はそう思います。

ガンダムII(そうじゃない)

ガンダムの話の続きを書こうと思ったのですが…その前の話になってしまいました。ちょっとだけ脇道にお付き合いください。

 

私はもともとかなり引っ込み思案で、小学校時代、友だちはそれほど多くありませんでした。マトモに友だちと呼べるのは同じく引っ込み思案だったKくんくらい。
そんな時にWくんという転校生が現れます。彼はKくんと私ほど引っ込み思案ではありませんでしたが、体が弱くて体育が不得手だったりしたせいか、割とウマが合いました。そのうち学校ではWくん、Kくん、私という3人でしゃべるようになりました。

 

そんなWくんがある日持ってきた雑誌、それが「Starlog(スターログ)日本語版」でした。それまで雑誌といえば小学○年生とか、せいぜい「テレビランド」「テレビマガジン」くらい。「コロコロコミック」が出始めた時でした(創刊号を買った記憶があります)。

 

そんな時期にWくんは、SF専門雑誌にして海外雑誌の日本語版というスターログを読んでいたんです(!!!)私はすぐにスターログの虜になってしまいました。

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借り物画像ですが、私が最初に買った第4号

内容は小学生の私には難しすぎる上、マニアックな話題に全くついていけませんでした(何しろネットもない時代、SFの情報なんてどこにあったのやら)が、もう紙面から立ち上る雰囲気にやられました。写真やイラストも、今まで接したことのない「センス・オブ・ワンダー」に溢れた代物で、毎号中身が分からなくても笑、図版だけ見ていても楽しかったことを覚えています。

 

そうして中学生になっても相変わらず夢中で読んでいたスターログの、第何号だったか…前半数ページめくった辺りに突然出てきたんです!

 

ガンダムが…

 

スターログで取り上げられるのは初めてだったと思いますが、記事中では「みんな知ってるよね!」みたいな感じのノリで(それだけSF界隈では話題だったんですね)、なんと記事中で「ハリウッドで映画化!?」みたいな記事だったような(もしかしたら別記事とゴッチャになってるかも)。英語で「Gundam」だと銃とダム(止水の)になっておかしいから、「Gundom」という綴りになるなんてそれらしいことが書いてありました笑。

 

それですっかり『ガンダムは(スターログに取り上げられるくらい)スゴイ番組』とインプットされ、以降毎週見るようになったんです。なんとも簡単な中学生でした笑。

 

ということでまた明日に続く…(長くなりました汗)